現在、作業途中のBlackLifeの画像がファクトリーから届きました。
今回も前回の作業の続きですがそのあと、2段階の工程を過ぎました。
下の2枚づつの画像でその変化がわかりますが数日かけての事ですから
とても手間がかかっている事がわかる事と思います。

こちらが薄い染料のウッドフィラーで目止めを行い、サンディングのあと、シーラーを塗ったところです。

すこし光沢がでてきている様に見えると思います。

色味が少し薄い感じに思われる事と思いますがその通りです。

まだ塗装はされていなく次の工程でやっと初めてカラーリングをされるのです。



こちらは上段の状態でシーラーを塗った後、十分に研磨をしてBlackLifeのカラーであるトランスブラックカラーを着色したところです。
ここの工程を補色作業といいます。

なんとなく完成形の雰囲気が伝わっています。

この時点でやっとボディーカラーが塗られたという事なのです。

このあとまたシーラーをぬります、このシーラーは比較的やわらかく次に塗る塗料がきれいにつきやすいという利点があるのです。

かならず中間のつなぎとして使われているのです、このあとは透明なトップコートをふきます。

その模様は次回レポートでご覧頂きます。



上の状態の時の接近画像です。

この通り近くで見るとわかると思いますが、
木目に染み込ませるようにして、すり込んでいるのがわかると思います。

光沢の様に見えましたがサンディングによりツルツルした状態ですので実はまだサテンに近い感じです。

直接生地に塗りこむこの目止め剤は赤や青や黄色などさまざまな色があります、BlackLifeにはグレーのウッドフィラーを使用しておりましたのでボディーへの塗装をしていると思われていたと思いますが、そのカラー塗装は次の工程なのでした。


十分に研磨をすると細かなエッジも無くなりボディラインがしなやかに丸みをおびてきます。

そうすることでやっと塗料も乗り易い状態になりますので
にじむ事無く綺麗にしっかり塗装が出来るのです。

この時点で初めてボディーカラーの塗装がされました。

うっすら、うっすら何度も繰り返し上塗りをしていき理想のカラーに近づけて行くのです、
原色単一カラーといえども丁寧に時間をかけなければ、ムラやにじみや濃い薄いなど部分的な差がすぐに出てしまうのです。


外見的部分では一番目に付くところですから時間をかけるのは当たり前なのですが、みなさまにもその微妙な配合バランス、繊細な色味バランスまでもお判り頂けますとなお一層高級品としての風合いを感じて頂けるのではないか思っております。


上段はボディへの目止め、サンディング、シーラー上がりまでです。
下段は研磨→着色(補色)→色押さえまで進んだのところ。

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